[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

短歌

先にゆけ 華と咲きし 我が同士 我も必ず 華を咲かさん


擱きし人 莟閉ざせし 蓮の花 褪めたる雨も 掬い給うか


吾が道は 櫛風沐雨 無駄に非ず 峨峨たる山に 散りし屍草


道を行く 宿もなくして 延々と 思いも募る 過去の度


挫折する 勇気もないのに 立ち止まり 振り返っては 退きかえす


花菫 栄華の夢に 散りにけり 戦火の下で 尸と果てむ


砕け散る 射干玉の石 キラキラと 星空似たり 残涙ぬぐう


怪も無き 闇夜に疼く 暁更が 瞬きもせず 絶命したり


暁闇の 歪む入日を 思い出し 瀕する死をも 乗り越えたまえ


流れ星 普く天の 旅終えぬ 最後の場所が 始りゆえに


彷徨えば 巡る季節を 知り得ると 誰が教えた 花の浮橋


孤独なら 世の不条理を 垣間見ろ 解らぬならば 孤独に非ず


見渡せば 紅く誇りし 恋の花 散るも花なら 咲くも花ゆえ


悲しみの 明日を背負い 頑なに 一途じゃないけど 歩き続ける


珈琲の 仄かに香る 旨みには 砂糖が邪魔よ 本当を知れ


春の雪 青空滲む 頬の滝 散った桜は 儚く萌える


想い出は さやめく吐息 徒に 彷う愛に 尾鰭をつける


言葉だけ 思いをのせて 飛ばしても 届かないかも それは哀しいよ


古雑誌 仕舞いこまれて 延々と 放置されても 物言わぬもの


思い出す 須々木野原の 友達は 哀しいくらい 眩しい笑顔


月の恋 未だに冷めぬ 情熱を 時雨の空が 醒ましてく


聴こゆるは 月の泣き声 セレナーデ 思い無き声 虚しいばかり


染め上げる 朧月夜の 燈籠の 溢す灯りに 悲歌慷慨


酸漿の 落ちた地面に 気づかずに 独り旅する 時の果てまで


雄々しけれ 桜花の誇る 惜しみなく 心に移る 恋も実るか


紅の ルージュ褪せん 唇よ 恋散ろうとも 君がためにも


八雲立つ 朝霧の邪鬼 徒に 命惜しくば 巫女を訪ねよ


咆哮を 木霊させんと 黄泉の相 吼え声翔けん 夜の月の下


待ちわびた 貴女の声は 花言葉 糸杉語る 悲願の香り


眺めてる 月の孤独を 知らずして 変わらぬ月に 憧憬抱く


片時と 言う貴女には 笑い顔 せめて貴女の 吐息の泣くまで


遠ざかる 後姿に 懺悔して 寂寛たるか 夜半の立待


常しえの 過去に纏わる 子守唄 恋しこの子に 聴かせてやりたい


永い旅 解らない恋 愛憎に 起たない正義 別たない道


翳り月 流離い人に 五月闇 垣間見るのは 吐かれた憫笑


秋の空 安らかなるか 荒れ心 出来れば凪を せめて枯れ地に


恋心 もう一度とは 言わぬけど 啼いておくれよ 春告げ鳥


未完作 冀くは 終えずとも 帰る御心 救いたもうか


蒼き月 瞬きたれ 陽の調べ 愛しさ学ぶ 我等目守らん


漕ぎ行くと 残蒼月の 道標 翳すで 傾注進歩


学び舎よ 日々のざわめき 纏いたり 日暮れ越し 閑寂なれど


幻想の 嘯き示す 歴史さえ 現実とする 国家権力